1/23 水曜昼柔術クラス練習(裏)日記
ちょっと風邪をひいて、寝る体勢になると咳が止まらないという喘息なんだろうなみたいなことになってしまって
ここ5日間は、夜に一睡もできていないのだけれども。
そんな時はスマホで、
朝まで石田温子大先生の漫画を読むなどしている。
日曜日に柔術の帯審査があって、8名の方にご参加いただきました。
そこで審査員みたいな役を務めさせていただいたわけなんですけども。
率直に言って、
やはり練習に1番来てる渡辺さんが圧倒的にできていたという事実に、あの場に居合わせた者にしてみればもはや異論を挟む余地はありますまい。
8名の参加者のうち、青帯の沖田さん以外は白帯のラインも0とか1本の方々で。
そういう方々を審査をさせていただく中で、約10年前僕自身初心者だった頃を思い出したりしましたね。
僕がパラエストラ八戸に入会したのが、今の常設道場ができて間もない2009年の8月も終わりの頃。
参加した最初のクラスが西塚さんの総合格闘技基本クラスで、僕以外に2名の方が参加していて
そのふたりっていうのは今も全然顔合わしてる下川原さんと千代谷さんだっていうのが縁というものなんですかね。
それから、柔術クラスにコンスタントに顔出すようになって。
コンスタントといっても最初は月に1回とかで、
それでも赤坂師匠に道衣もらったり、ボス金澤さんに「少なくとも週2で来ないと強くはなれない」っていわれて、
(マジかー…)
って思いながらも週1、週2回と1年かけて増やすようにして。
とりあえずまあ、その頃は西塚代表、赤坂師匠、ボス金澤さん、関口さんいて、そんでたまにレジェンド直哉さんに来ていただいてとか。
当時の朝柔術、今の昼柔術はですねホントに新しい人って来なくてですね。
その中で僕は格闘技経験もない、1番の下っ端、単なる丁稚としてですね、みなさんのやられ役として奉公していたわけです。
けど、今から考えるとかなり贅沢な環境だったなと思うんですよね。
当時の僕みたいな者にとって、ブラジリアン柔術の黒帯(直哉さんや西塚さん)、茶帯(赤坂さん)、紫帯(金澤さん)、青帯(関口さん)の方々を
道場に行けばほぼ独り占めできるわけです。
普通、ただの初心者が黒帯の方とスパーリングなんて畏れ多くてできないし、やらせてもらえないじゃないですか。
けど、当時の朝柔術クラスって色帯の方々ばかりだったからほぼ全編スパーリングで。
まあ、そんな中で常にスパー中は溺れてるみたいに苦しかったですけど。
それでもやっぱりかなり貴重な経験だったと思います。
ただ、やっぱりそれから1年、2年もするとですね。
新しい人、いわゆる後輩とかも入ってこないじゃないですか。
来てもすぐ辞めちゃうし。
まあ、当時のスパーリング一辺倒のクラスじゃ当然といえば当然なんですけど。
スパーリングでもいつもやられてばかりだし、みんな意地っ張りというかガチ勢なので。
誰も、技にかかってくれなどしないわけですよ。
パスガードのひとつもさせてくれない人たちばかりなので。
さすがに自分ができるようになってるのかどうかもわからないし、いつまでたっても差は縮まらない、というより拡がっていってる感すらあるし。
そろそろ欲しいなー、後輩。
今の環境を独占できないのはちょっとアレだけど。
さすがになー。
とかって思いはじめていたそんな時。
当時の朝柔術クラスにですね、僕のあとから入ってきて、しかもコンスタントに来てくれるようになる2人組が現れたんです。
そのふたりというのがですね、
背中にデカデカとマリア様のタトゥーが彫られた
上半身がヒョードル並みにパンパンにパンプアップされた90㎏超の “ガブリエル” と、
Facebook にジョイント吸ってる画像をアップしてしまうようなヤンチャでたちの悪い20代の若者。
映画ユージュアル・サスペクツに出てくるマクマナスに似た80㎏超の “アレックス”。
このふたりがですね、それから約2年間ほぼ昼柔術クラスは毎回
来るようになるんですけども。
僕にとっては後輩ができてラッキーどころか、それまで以上に受難の日々が続くことになるのであった。
つづく