12/6 火曜朝柔術練習日誌

 

 

代表曲といえば、

 

ハイスタは STAY GOLD でしょうけど、ブルハは リンダリンダトレイントレイン になるでしょうか。

 

いやいや、

あえて言わせてもらえばパンクバンドのブルハの真骨頂は、なぜかスローな曲にあると思われます。

 

4年前の GUTS SHOW DOO GOOD において、
金澤さんが “1000のバイオリン” のオーケストラバージョンである “1001のバイオリン” を入場曲にセレクトしてましたが、やはりさすがです。

 

 

いつだったかTVで、松ちゃんがカラオケで “TOO MUCH PAIN” 歌ってるのを観たときも、さすがやって思いましたね。

 

 “青空” とかね。

 

 

 

そんな中、

わたしが常々ブルハ、というより甲本ヒロトの最高傑作だと個人的に考えている曲があります。

 

 

 

ご存知でしょうか。

 

 

 

 

 

 “ナビゲーター” という曲を。

 

 

 

 

https://youtu.be/dnlJt-faUh4

 

 

 

 

どうでしょうか。

 

地味でしょうか。

 

 


ともかくですね。

 

歌詞が、甲本ヒロトさんの真骨頂と言ってよいかとおもいます。

 

 なんで、こんな言葉が出てくるんだろうって。

 

 

詩人です。

 

 

谷川俊太郎とか
中原中也あたりと並べても、なんら遜色ない。

 

 

しかも、それが曲にのるから美しいことこの上なし。

 

 

 

実は

生徒だった大学生と、泣きながら電話でこの曲の良さについて語りあったこともあります。


しかも、割と最近のこと。

 


四十路のオッサンと二十歳のヤングが、電話口で声をつまらせながらブルハの話をするっていう。

 

気持ち悪いことこの上なし。

 


終盤になると

八戸帰りたいとゴネ始めて、それをなんとかなだめるのが恒例の流れになってる

 

関口さんとオレの長電話くらい気持ち悪い。

 

 

 

ともあれ、このブルーハーツ

 

パンクロックバンドでありながら、異なるジャンルのアーティストたちにも多大な影響を与えているところをみると、

やはり大きな普遍性を兼ね備えていることが魅力のひとつなんだなと感じます。

 

 

例えば、最近高校生たちの影響もあって “フリースタイルダンジョン” はかかさず観てるんですけど、

 

Hip-hop の人たちには、すごくブルハの影響を感じさせる人が多いです。

 

というより、ラッパーはとにかく直接的な歌詞というよりライムを信条としていますので、よく出てきます。歌詞に。ブルハのことが。

 

OZROSAURUS のマッチョとか

KOHH とか。

 

Tha Blue Herb なんてグループ名まんまでしょうし。

 

最近も ANARCHY が “チェインギャング” アレンジした曲出してましたしね。

 

枚挙に暇がない。

 

 

 

 

ヒロトの声は、中学や高校の頃を思い出させちゃうんですよね、なんか。あの声質が。

 

声が楽器の人っていますよね。

圧倒的にその声じゃなきゃダメっていう人。

 

奥田民生さんもそうでしょうし。

マッチョもそうですね。

 

 

ヒロトマーシーの見た目も、なんかクラスや学年に必ずひとりやふたりはいる “危なっかしい奴” みたいなとことか。

 

そういう感覚。

 

今の大学生ですら、泣きながらブルーハーツのこと語りたくて電話かけてくるわけですから、全世代共通だったりするんですかね。

 

 

 

 

そんな中、あまり音楽は詳しくないであろう前田日明さんがブルーハーツのことを

 

 「シンプルなことをするのってすごく難しいんだ」

 「彼らはインテリな職人よ」

 

 

っていう誰よりも本質をとらえた評価をしていて、

 

格闘家ってやっぱ最強かよって思いました。