5/2 木曜昼柔術クラス練習日記

 

 

 

ゴールデンウィーク中、いや今年度は鈴木パイセンがよくいらっしゃってくれて非常に嬉しい。

 


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ゴールデンウィーク中はフリースパーに惇平さんやエイジさんも。


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(実はまだ続いていた)

 

 

僕が遠藤ミチロウさん、スターリンを知ったのは中学生の頃で

確かその頃にはもうスターリンは解散してて、その頃僕が好きだった大槻ケンヂさんとか町田町蔵さんとかが影響を受けた人物として遠藤ミチロウさんを挙げていらっしゃったので、後追いで知ったという感じだったと思う。

 

 

当時の僕は小学生の頃から続く漫画好きが

だんだんジャンルに限らず

今も割とそうなのだけれど

“なんか変なことをしている人たち”

に魅力を感じるようになり、好きなものに拡がりをみせた時期でもあった。

 

バンドであれば有頂天や筋肉少女帯、人生などのナゴム系。劇団であればケラがやっていた劇団健康やら松尾スズキ宮藤官九郎が所属していた大人計画。お笑いなら竹中直人周辺のビシバシステムなど。

いわゆるメインストリームとは外れたサブカルチャー、今でいえばオルタナティブな人たちに魅力を感じる趣向にあった。それは現在も変わらない。

 

そして当然のごとくそんな中学生に友達はいなかった。

といいたいところだが、僕は割とスポーツがしかもサッカーという集団競技ができたため、その本来の趣味趣向のギャップに内外で苦しめられもしたが、ある程度それは救いにはなっていた。

 

ともあれそんなオルタナティブカルチャー界隈の人々。

全力でいい大人がふざけている姿、変なことをしている姿が

厨二病というかまさに厨二真っ盛りの僕の心に深く深く刻みこまれたのは確かだ。

 

そんな思春期を過ごした僕にとって、その人たちが尊敬している遠藤ミチロウさんという人はまさに神話の中の神のような存在。

 

 

 

大学4年時、そんな神とも呼べる人を間近で見れるとあって

大学に入ったところでそのような極めて個人的なライブ鑑賞に一緒に行ってくれる友人もおらず、ひとりライブハウスというよりはロックバーといった趣の大学正門斜め向かいのオレンジカウンティーに足を運んだのだった。

 

店に入ると、やはり予想通りというかライブハウスというよりはバーカウンターの奥に小上がりのカラオケを歌うステージみたいなものがあるだけの、完全なる場末の狭いバーといった雰囲気を醸し出していた。

 

そして目の前のカウンターにその人はいた。

僕らみたいな一般客と同じような風情で、

メイクもしてない全くの素顔の遠藤ミチロウさんが、おそらく店長だろうと思われるだろう人と「このCD(おそらくフランスのアーティストだったと思われる)とってもいいからかけてよ」みたいな何気ない会話をしていた。

 

僕はそんななんてことない普通っぽい小柄なおじさんを見て、さすがに間近であの遠藤ミチロウを見ることができて若干興奮していたといえども、特にがっかりするということはなかった。

 

というのも、そんな狂人のような過激な振る舞いをステージ上でする人が普段も狂人であるかといえばそうではなく、逆にそういった人たちの普段の様子は紳士的でインテリで知的さを持ったものだということ、そしてそのオルターエゴとして

ステージ上での振る舞いがあるということを理解できるくらいには

その頃の僕はもう大人になっていたからだ。

 

なので、僕はただ楽しみに

ノーメイクとはいえ髪をブロンドに染め(ブリーチし)若い頃と変わらぬ切れ長で瞳の眼光の鋭さはスターリン時代を思い出させる部分もあり、ライブが始まるのをステージの1番後ろ

といっても店自体が狭いのでステージから離れているという感じではないのだが、出入口に1番近い席に座り待っていた。

 

客層はやはりご年配の方が多く、大学生は僕ひとりだった。

 

 

(まだ続く、完全なる自己満足だが

あと2回分くらい)